[D2R] 開発チームのアプローチと経緯
9月24日の発売日が迫る「ディアブロ II リザレクテッド」のデザインディレクターであるロバート・ガレラニ氏のコメントが公開されました。主題は、「PCの名作を現代の家庭用ゲーム機に適合させるための開発チームのアプローチと経緯」です。
「ディアブロ II リザレクテッド」は 9月24日(金)00:00 にリリース予定、公式ショップにてPC版が¥5,280から購入可能です。
開発チームのアプローチと経緯
公開された変更点やポイントなどは以下の通り。全文は公式ブログをご覧ください。
基本の考え方
- 元々の「Diablo II」が実際にどうだったかよりも、プレイヤーの記憶にある「Diablo II」を再現しようと意図した
- 20年以上前のゲームを最新コンシューマー機に適合させるため調整する必要のある要素があった
コントローラーによる操作
- 直感的な操作を可能にするためパスファインダー機能をオフにした
- コントローラーでの操作は、キャラを壁に向かって走らせるなど、これまではできなかった移動を可能にした
- スティックを少し倒せばゆっくり移動、大きく倒すと走るようにした
コントローラーによる対象指定
- マウスとコントローラーの操作の大きな違いは、カーソルが存在しない点
- スティック使用時に、扇状の大きな範囲内の全ユニットをスキャンし、種類に応じて優先順位をつけ、対象として指定するようにした
- クラス毎に優先順位も調整されており、例えばネクロマンサーは死体の優先順位が高くなる
コントローラーによるアイテム集め
- コントローラー操作では、ボタンの長押しを好まない人のため、アイテムラベルの長押しはしなくても良いようにした
- プレイヤーに近いアイテムは常に表示される
- ドロップ時には少しの時間アイテム名が表示される
- ドロップしているアイテムのところで立ち止まることで(複数のドロップの中から)好きなアイテムを入手できる
コントローラーによるスキル使用
- 家庭用「ディアブロ III」の操作に慣れたプレイヤーにも親しみやすい必要があった
- 家庭用「ディアブロ III」と同様に、画面下部のトレイに表示されているスキルに対応するボタンを押すことでスキルが使用できる
- 合計12のスロットにスキルを割り当てられる
コントローラーでのバランス調整
- 基本となるスキルが使いやすいボタンに配置されるように試行錯誤した
- コントローラーではロビーに流れる全体チャットに返答するのは困難なため、プレイヤーフローに変更をした
外出先でのプレイ
- Nintendo Switchのポータブル画面でも文字などを十分に読みやすくした
- Nintendo Switchではフレンドとグループを組んで最大4人で一緒にプレイが可能
クロスプログレッション&クロスジェネレーションプレイ
- クロスプログレッション機能に対応しており、異なるプラットフォーム(ハード)で進行状況を共有できる
- Battle.netアカウントと連携するだけでクロスプログレッション機能が利用可能
- アイテム、レベル、クエスト、成長システム、スキル、タレントなどが共有される
- クロスジェネレーションプレイにも対応
- Xbox Series X|S と Xbox One で一緒にパーティを組める
- PlayStation®5とPlayStation®4 で一緒にパーティを組める
プレイ・モード
- オンライン、オフライン、ラダーあり、ラダーなし、ハードコア、拡張パックあり、拡張パックなし、などの方法でプレイ加納
- 混乱を防ぐため、プレイボタンを「オフライン」「オンライン」の2つに絞った
フレンドの招待
- ゲーム開始後、フレンドリストからフレンドを招待できるようにした
- 自動パーティ機能を追加
パーティファインダー
- パーティファインダー機能を追加
- 自分と同じアクティビティを選択している、同レベル帯のプレイヤーとマッチングする
- ベータを受けて、ボス、ゾーン、イベントなどのフィルターが追加された
ディアブロ III の体験
- ディアブロ II の体験は維持しつつ、ディアブロ III のプレイヤーが難なく入り込めるようにした