[DI] ディアブロイモータル クローズドアルファ体験レポート
2021年5月20日から開始されディアブロイモータルのクローズドアルファテストについて、そこで得られた体験を元に、ディアブロイモータルのゲーム内容について紹介します。
ディアブロイモータルは現在開発中で、発売日はまだ決定していません。とはいえ、クローズドアルファの完成度は高く、発売日が近いのではと思わせられほど、ゲームは充実していました。
どんなゲーム?
まず、改めてディアブロイモータルがどんなゲームなのかを、簡単に説明します。
ディアブロイモータルは、他のディアブロシリーズと同じく、見下ろし型のアクションRPGで、ハックアンドスラッシュ(通称ハクスラ)と言われているジャンルです。
敵を倒して敵が時折落とすレア装備で自分を強化し、強化した装備を活かして更に強い敵に挑み、またレア装備を探す…という無限階段を上るゲームシステムに中毒性があり、一人でも遊べることから、このジャンルはやりこみ系のゲームが好きなプレイヤーに人気があります。
今では珍しくないゲームシステムですが、20年前に発売されたDiablo 2が世界で大ヒットし、多くの類似ゲームが生まれました。
ゲームの流れ
キャラクター作成、チュートリアルの概要、ストーリーについて説明します。
キャラクター作成
まずはキャラクターを作成します。用意されているクラスは5種類あり、バーバリアン、ウィザード、デーモンハンター、モンク、クルセイダーから選び、性別と外見、名前を入力して、自分のキャラを決めます。
バーバリアン、モンク、クルセイダーが近接攻撃型で、ウィザードとデーモンハンターは遠距離攻撃型です。基本的には近接型が打たれ強く、遠距離型は打たれ弱い代わりに敵を遠くから一方的に攻撃でき、火力も高めです。
近距離型であれば敵のど真ん中で暴れまわる立ち回りが中心になり、遠距離型は火力でゴリ押すか一撃離脱を繰り返すプレイになります。
全てのクラスはディアブロ IIIを踏襲しており、それぞれの特徴やスキルはほとんど一緒です。ディアブロ III経験者なら、すぐに馴染むことが出来るはずです。
ゲーム開始
キャラクターを決め、ゲームを開始するとチュートリアルを交えたストーリーモードが始まります。
チュートリアルでは、キャラクターの操作方法や、スキルの使い方、ゲーム画面の説明等を細かく教えてくれます。また、ディアブロイモータルには非常に多くのやりこみ要素がありますが、それぞれ一定のレベルに到達しないと解放されません。
興味をひく様々な要素にレベル制限があり、触ってみたいと思っても触れないのにはもどかしさを感じますが、一度に全てを説明されても理解するのが難しいため、レベル制限を設けて順を追って説明してくれるのは、良い設計になっていると言えるでしょう。
簡単なチュートリアルミッションを終えると、少しずつシステムを開放しながら、ストーリーを進めていくことになります。
このストーリー部分もよくできており、様々なNPCと会話をすすめながら、墓地や古い教会らしい建物がある薄気味悪い地域や、砂漠や沼地、極寒の寒冷地などの多様なエリアを旅することになります。
全ストーリーをクリアするのには、およそ15時間程度かかり、クローズドアルファとは思えないほどのボリュームがありました。途中、スキルや新しいシステムが少しずつ解放されていくことや、ちゃんとしたシナリオが用意されていることから、ストーリーパートは飽きずに楽しく進められます。
クローズドアルファで用意されていたストーリーを全てクリアする頃には、レベル上限である55まで到達し、全てのシステムが解放されます。(一部マルチ要素が絡むものを除く)
スキル解放
メイン攻撃スキルを含め、それぞれのクラスには14個程度のスキルが用意されており、レベルを上げると順次解放されていきます。同時に使用できるスキルは5つまでで、ディアブロ III と同様にいつでも入れ替えられます。
ただ、ディアブロ III にあるルーンなどの要素はありません。スキルに特殊な効果を与えるには、レジェンドアイテムを装備する必要があります。レジェンドアイテムも、ディアブロ III のレジェンドアイテムにかなり近いものになっています。
実際の戦闘でスキルを使用する際は、画面のスキルボタンを押し続けながらスライドすることで、方向や範囲を指定できます。忙しいアクションパートで一々指定するのは煩わしいと思われるかもしれませんが、敵が攻撃範囲に入っていると自動的にターゲットに向いてくれます。
やりこみ要素
ここからが、ディアブロイモータルの本番です。ストーリーを進めながらスキルやシステムを全て解放したら、様々なやりこみ要素が待っています。
装備集め
ハクスラの基本である装備集めがあります。ディアブロイモータルでは、レジェンドアイテムを装備するのが基本となっており、自身を強化するため、高い能力や特殊効果を持ったレジェンドアイテムを集めることになります。
ディアブロイモータルの装備につく能力は基本的に2つしかありません。その内容も、一般的なハクスラのスキル向上や属性耐性などではなく、筋力や生命力など基本能力を向上させるもので、中身はシンプルです。
ただ、メイン装備になるレジェンドアイテムのドロップ頻度は高くなく、それに加えて狙った能力や最大能力値を掘り当てようとすると、かなりの時間がかかるでしょう。
パラゴン
レベルが55になると、パラゴンと呼ばれる新しいレベルが解放されます。通常のレベルと同様に、敵を倒すなどして獲得した経験値でレベルアップし、レベル毎にパラゴンポイントを1ポイント得られます。
パラゴンで得られる効果は、攻撃力やライフが上がる基本的なものから、攻撃速度を上げたり瀕死の状態から復活できるものなど多種多様です。
効率よく経験値を稼げば、1時間に1上がる程度には増えますが、ディアブロイモータルではレベル上げ以外にもやることがあるため、パラゴンシステムを極めるには、数百時間はかかるはずです。
幸いパラゴンレベルはアカウントで共通化されているため、別のクラスに手を出しても1からまたやり直しにはなりません。
装備の強化
鍛冶屋で装備のランクを上げて能力を向上させられますが、これもかなりのやりこみ要素となっています。
装備を強化するには素材が必要となり、その素材は敵が落とすアイテムを鍛冶屋で分解するなどして得られるため、一つ一つは簡単に手に入るのですが、1ランク強化するのにそこそこの量が要求されるため、簡単にランクを上げることは出来ません。
宝石
装備には宝石をはめるソケットがあり、そのソケットに宝石をはめることで追加の能力が得られます。
この宝石も装備と同様に強化できますが、入手先が後述するバトルパスや賞金クエストなどに限られており、なかなか強化が出来ません。コツコツ宝石を集めて上位ランクに強化すると、それなりに達成感が得られます。
レジェンダリー宝石
宝石と同様に、装備のソケットにはめます。ただしこちらは、レジェンドアイテムのソケット限定となり、また通常の宝石とは比べ物にならない効果を発揮します。
レジェンダリー宝石もご多分に漏れず強化が可能なのですが、レジェンダリー宝石の強化には、それぞれ特定のレジェンダリー宝石が複数必要になるうえ、宝石以上に入手機会が限られています。
1キャラクター当たり最大6個レジェンダリー宝石が装備出来ますが、全部を最高ランクまで強化するのは、簡単ではありません。
怪物にまつわる書物
いわゆる怪物図鑑です。フィールドにいるモンスターを倒していると、時折「悪魔の精髄」というアイテムが落ち、それを一定数集めることで、図鑑のモンスターを埋めることが出来ます。図鑑を埋めると、ライフとダメージが増えます。
特定のモンスターを倒せばそのモンスターの図鑑が埋まるという仕様ではなく、悪魔の精髄を集めた後に解放される図鑑のモンスターはランダム。そこら辺に沢山いる芋虫を倒しても、ボス級のモンスターが解放されるのです。
悪魔の精髄は比較的頻繁にモンスターが落とすのですが、解放されるモンスターが被ることがあり、モンスターの種類も多いため、コンプリートは時間がかかります。この図鑑集めもやりこみ要素の一つとなっています。
ヘクアリ
シナリオを進めると手に入る特殊なアイテムです。このヘクアリも、強化したりヘクアリ専用アイテムを使うことで能力が向上します。
ヘクアリの強化にはスコリアというアイテムが必要になります。このスコリアも、一部のイベントでしか手に入りません。時間をかければかけるだけ強化できるわけではないため、やりこみ要素とは異なるかもしれませんが、能力値を底上げできる重要な要素となっています。
ディアブロイモータルには、能力値を上げるための要素が数多く用意されています。かなり大雑把に言えば、ディアブロイモータルのやりこみ要素は、これら装備品の強化やパラゴンを上げることによる能力強化が軸となっています。
PvPなどの対戦システムでランキングを競う要素もありますが、ランキングの上位に載るためにも、上記の様々な手段で能力を上げなければなりません。
報酬獲得システム
経験値やアイテムを強化する素材、宝石などの入手手段です。入手回数やプレイ回数が1日毎に限られているものや、曜日や時間が限られているものもあれば、何度も挑戦できるものがあります。
ディアブロイモータルでは特定のダンジョンに潜り続けるのではなく、これらの報酬獲得システムを利用して、自身を強化していきます。
デイリー報酬
ログイン報酬のようなものです。簡単に手に入る割には、そこそこいいものが貰えます。詳しい説明は不要でしょう。
バトルパス
多くのオンラインゲームで定番となっているバトルパスシステムです。仕組みは他のゲームと同様に、バトルパス用のポイントを貯め、一定数に達するとレベルが上がり報酬が受け取れます。
バトルパスではレジェンダリー宝石やレジェンド装備など、デイリー報酬よりもいいものが貰えるほか、ディリー報酬と違って時間をかければかけるほど報酬が貰えます。
バトルパスのポイントは、バトルパス用のクエストをクリアしたり、アクティビティを達成して集めます。アクティビティには、先に紹介した怪物にまつわる書物や、後に紹介するダンジョンなどがあります。
賞金クエスト
ディアブロイモータルのデイリークエストです。1日に最大12個受けられ、1つ当たり5分~10分で終わります。
クエストの内容は、特定の敵を一定数倒すものがほとんどで、非常に簡単です。稀にダンジョンを攻略するクエストもありますが、そもそもダンジョンも10分程度で終わるため、サクサクこなすことが出来ます。
賞金クエスト単体で経験値やゴールドが手に入るだけでなく、クエストを一定数クリアすると、特別な報酬が得られます。この特別報酬の中には、宝石やヘクアリを強化するためのスコリア等が含まれており、サクッと終わるわりには重要なアイテムが得られます。
ダンジョン
一般的には、インスタントダンジョンと呼ばれている類のものです。ダンジョンに入ると多くのモンスターと複数のボスモンスターがおり、一番奥には最も強力なボスが待ち受けています。
ダンジョンは、主に経験値と装備アイテム目的で利用します。複数体いるボスからは多くの経験値が得られるほか、レジェンドアイテムも落とします。確率はそれほど高くありませんが、最深部のボスだけでなく、ダンジョンの道中のボスもレジェンドアイテムを落とすことから、獲得経験値の高さも相まって、最も利用するコンテンツになっています。
パーティーでダンジョンに潜ると効率よく攻略できるのはもちろんですが、一人でも気軽に遊べるよう丁度良いバランスに設定されています。
エルダー・リフト
エルダー・リフトは、レジェンダリー宝石を入手するために利用する特殊なダンジョンです。ただし、レジェンダリー宝石を手に入れるには、レジェンダリー紋石を使う必要があり、これがないと、レジェンダリー宝石が出現しません。
リフトの中はランダムダンジョンになっており、制限時間内までにリフトガーディアンを出現させて、それを倒すのが目的です。
このエルダー・リフトは、ディアブロ III のリフトに似ていますが、経験値とアイテムはほとんど獲得できません。一応リフトガーディアンからはレジェンドアイテムが出る可能性がありますが、ディアブロ III のように難易度を上げても確定ドロップしません。
エルダー・リフトは、リフトクリア後の宝箱から手に入るレジェンダリー宝石が目当てのダンジョンになります。
チャレンジ・リフト
チャレンジ・リフトは、エルダー・リフトよりも使用頻度が低いダンジョンです。チャレンジ・リフトにはレベルがあり、1つのレベルをクリアすると、各レベルにつき1度だけ報酬が得られます。
このリフトにはランキングが用意され、週ごとにランキング上位者に報酬が与えられます。また、毎日1度でも挑戦するとことで、デイリーチャレンジ報酬も得られます。
しかしながら、レベル報酬が一回限りであることや、デイリー報酬がそれほど魅力的でないことから、頻繁に利用するダンジョンではありません。ランク上位を目指すプレイヤー以外は、装備等をアップグレードしてある程度強くなったら、今よりも高いレベルに挑戦する程度の利用にとどまっているでしょう。
エリア毎の特殊イベント
エリア毎に一定時間、または一定条件を満たした場合に出現する特別なイベントがあります。
一部PvPもありますが、ほとんどは他のプレイヤーと協力してボスモンスターを倒すイベントです。
レジェンドアイテムがドロップする可能性があるほか、装備を強化するための素材を多く集められるイベントです。
戦場(PvP)
戦場はいくつかあるPvPコンテンツの一つです。PvPコンテンツぞれぞれで対戦方法や、開催頻度、得られるアイテムが異なりますが、戦場はその中でも最も遊びやすいPvPです。
戦場では、攻撃側と防御側に分かれ、それぞれが目的を達成するため複数人で対戦を行います。このイベントそのものにランキングはなく、イベント終了後の報酬または、純粋なPvPとして遊ぶことになります。
シャドウ
一定レベルで解放されるシステムで、賞金クエストやチャレンジリフトに似たコンテンツが用意されています。
シャドウ内で用意されているコンテンツ量は多く、シャドウ専用のデイリークエストやアクティビティを攻略することで、シャドウのランクを上げることができます。ランクが上がればダメージや防御力も増加するため、他のコンテンツ同様に進捗を進めることになります。
イモータル
限られた数の上級者だけがなれる特別な存在です。イモータル限定のコンテンツや報酬が用意されており、ディアブロイモータルで頂点を志そうとすると、必然とイモータルになることが目標になります。
ギルドに入る必要があったり、やりこみが重要になるため、片手間のプレイでなれるものではありません。私は1か月半の間にに恐らく40~50時間程度プレイしましたが、イモータルになっているプレイヤーは4~5倍以上プレイしていそうな雰囲気でした。
クローズドアルファ時点での目安ですが、イモータルを目指すなら月に150時間程度はやりこむ覚悟が必要そうです。
その他
ここまで紹介した要素以外にも、レジェンダリー宝石などを売り買いできる市場や、レジェンドアイテムの見た目を変更できる要素、育成に必要な素材を扱ってる商人など、様々なシステム・コンテンツが用意されています。
通貨に当たるアイテムは、ゴールド、プラチナ、永遠のオーブ、名誉の4種類があり、アイテムを作成・強化する素材も複数種類あります。
それ以外にも、実績や進捗システム、レアモンスターやレアダンジョン、エリアごとの特殊イベント等、同じマップを繰り返し遊んでも飽きさせない色々な要素が用意されています。
総評
ディアブロイモータルは非常によくできており、とても魅力的なゲームに仕上がっています。戦闘時の操作性はモバイル用に最適化されていて快適ですし、また、充実したストーリーや今回体験したコンテンツが有料になるとも思えず、これらが無料で遊べるとなると、他の”基本無料”ゲームを大きく上回っています。
当初、今回はアルファテストということもあり、限られたいくつかの程度のコンテンツしかなく、1日か2日遊べば大体はゲーム内容が大体把握できるだろうと考えていました。しかし、このアルファテストの段階で、1か月半では遊びきれない量が用意されており、良い意味で期待を大きく裏切られました。
現時点では課金コンテンツが公表されておらず、クローズドアルファでも実装していなかったため、課金圧力の程度は分かりませんが、少なくとも数百時間は無料で遊べる内容になることが、安易に予想できます。買い切りゲームに近いクオリティと膨大なコンテンツがあることを考えると、他のモバイルのアクションゲームを圧倒しています。
ただ、不満要素がないわけではありません。
ディアブロイモータルの大きなデメリットになるかもしれない点に、「ビルド幅の少なさ」が挙げられます。ビルド幅とは、様々なスキルを組み合わせた独自の戦闘タイプの種類のことを指します。特定のスキルが強すぎたり、スキルのカスタマイズ性が低いと、誰もが似たり寄ったりの装備とスキルになり、自分なりの新しい遊び方を発見をする楽しみが失われます。
ハクスラでは、ビルド幅はゲーム性を広げるものとして重要な要素の一つになっているのですが、今の段階ではこの部分が不足しています。ディアブロ III と同じようなセット装備の実装も可能なゲーム性になっていますし、継続してアップデートも行われるでしょうから、今後の改善に期待したいところです。
とはいえ、そもそも遊ぶ要素が膨大にあるのと、UIを含むシステム面が高いレベルで完成されていることから、おススメできるゲームに間違いはありません。
モバイルで遊べる手軽さ、やりこみ要素、他のプレイヤーとの協力プレイなど、ディアブロイモータル良さは沢山あります。特に、ディアブロ III が好きな方には是非遊んでみてほしいと思います。
なお、ディアブロイモータルの動作環境はやや高めです。古い端末や、コストパフォーマンス重視のモバイル端末では遊べないので、下記のシステム要件はしっかりチェックしておきましょう。
- Androidの必須システム要件
- CPU – Snapdragon 670 / Exynos 8895以上
- GPU – Adreno 615 / Mali-G71 MP20以上
- RAM – 2GB以上
- バージョン – Android OS 5.0 (Lollipop)以降
- 容量 – 4 GBの空きスペース
- Androidの奨励システム要件(上記に加え、以下のスペック以上)
- CPU – Snapdragon 855 / Hisilicon Kirin 980
- RAM – 4GB RAM
- Appleの必須システム要件
- iPhone 8以上
- バージョン:iOS 12以降
- 容量 – 4.5 GBの空きスペース
既に高い完成度となっているディアブロイモータルが、リリース時にどうなっているのか、今から楽しみです。
おまけ:発表~現在まで
ディアブロイモータルは、ディアブロIP初のモバイルゲームとして、2018年11月2日に開催されたBlizzcon 2018で発表されました。
この発表は、残念ながらBlizzardの黒歴史の一つとして挙げられています。PCゲームの歴史に名を残してたDiablo 2から続く熱狂的なディアブロファンは、ディアブロ 4の発表を望んでおり、ファンの多くがPCユーザーであることも相まって、この発表を受け入れることが出来なかったのです。
噂によると、このBlizzconではディアブロ II リザレクテッドも発表される予定だったらしく、海外メディアもBlizzcon開催直前まで「新作のディアブロが発表されるかも」と、こぞって大きく煽っていました。ディアブロ4の発表を待ち望み、期待に胸を膨らませるディアブロファンが落胆したのは、仕方がなかったかもしれません。
その後はあまり大きなニュースもなく、Blizzcon 2019(2019年11月)でも小さな体験スペースを用意していたのみで、プレイヤー視点では大きな進展がありませんでした。そして、2020年12月にオーストラリアでテクニカルアルファが開始し、今回のクローズドアルファに至ります。
発表時に酷評されまくったディアブロイモータルですが、現在海外ではゲーム性がかなり高く評価されています。心配されていた課金圧力も低そうで、クローズドアルファ時点の完成度が高かったことや、ユーザーのフィードバックへの真摯な対応が、高評価につながっているようです。