[D2R] パッチ2.4.3 | 6月30日リリース
6月30日（木）（日本時間）にリリースされるパッチ2.4.3.では、家庭用ゲーム機とPCのマルチプレイヤーロビーを改善する新機能や調整が多数導入されます。また、新機能と併せて、QoLの改善や不具合の修正も実施されます。
目次
バックエンドの改善
家庭用ゲーム機のロビーのアップデート
PCのロビーのアップデート
マジック・アイテム発見率ボーナス
操作性や利便性の改善（QoL）
不具合の修正
バックエンドの改善
ゲームリストに、ゲームが存在しているはずにもかかわらず、十分な数が表示されていないという意見が皆さんから多く寄せられていました。D2Rでゲームを作成すると、それはご自分の地域に多数存在するゲームサイトのひとつによってホストされます。ラダーがリリースされる前は、ゲームリストには、自地域のゲームサイトのなかから接続品質が最良のものが1つ選ばれ、そのサイト上にあるゲームのみが表示されていました。これはロビーからどのゲームに参加した場合でも、高クオリティのゲームプレイを維持するための制限でしたが、行き過ぎたものでした。ラダーのリリース時にはこの制限枠を緩めて、最大で3つのゲームサイトのゲームを表示するようになりました。これによって接続品質を犠牲にすることなく、ゲームリストにより多くのゲームが表示されるようになりましたが、それでも十分な数のゲームがプレイヤーに表示されていませんでした。パッチ2.4.3.では、これをさらに拡大することを決めました。今後は数に制限がなくなり、皆さんの接続品質が良好な自地域のゲームサイトすべてが対象となり、それらがゲームリストに表示されるようになります。ゲームに参加したいプレイヤーにより多くの選択肢を提供する目的で、ゲームリストに表示される最大ゲーム数も20個から40個へと拡大しました。また、リスト上でゲームの詳細がほぼリアルタイムで更新されるように改善も行いました。ただし、今後もゲームリストは手動で更新する必要があります。これは、ゲームを選択しようとしている最中にゲームリストが更新されてしまうことを防ぐためです。家庭用ゲーム機とPCの両方のロビーにこの改善は適用されます。
家庭用ゲーム機のロビーのアップデート
ラダーシーズン1が無事に開始されたことを受けて、開発チームは当然注目されるべき部分に注意を向けることにしました。最優先項目となったのは、家庭用ゲーム機のパーティ検索です。パッチ2.4.3.では家庭用ゲーム機のマルチプレイ体験に複数の改善が実施され、「パーティファインダー」が「ゲーム作成」機能と「ゲームリスト」に置き換わり、ゲームの作成・検索方法が改善されて新たなものとなります。
3つのオプションを利用可能
オンラインキャラクターを使ってメインメニューで「プレイ」ボタンを押すと、以下の3つのオンラインプレイのオプションが表示されるようになります。
非公開（Private）：ゲームリストには表示されない非公開のゲームに参加します。非公開のゲームには、フレンド・リストから参加するか、招待されなければ参加することはできません。
ゲーム作成（Game Creator）：ゲームリストに表示される、公開型のゲームを作成します。
ゲームリスト：ゲームリストを表示して、検索したり、公開型ゲームへ参加できます。
ゲーム作成
「ゲーム作成」機能を使えば、自分が作りたいゲームを素早く作成できます。ゲーム作成では、以前のパーティファインダーで利用可能だったゲーム・カテゴリーはすべて利用できるようになっています。ゲームのカテゴリーを選択して確定すると、事前に決められた名前と数字の組み合わせの、プリメイドのゲーム名が自動的に生成されます。これは重複する名称のゲームが作成されることを避けるためです。以前はPCプレイヤー向けのゲーム作成のオプションとしてのみ利用可能だった「レベル差制限」が、ゲーム作成のオプションに追加されています。
また、カスタムというカテゴリーも追加されています。このカテゴリーでは以下の2つのオプションが利用可能です。
公開型ゲーム（Public Game）：ゲーム名を選択して、ゲームリストに表示される公開型ゲームを作成します。
パスワードで保護されたゲーム：参加するにはパスワードの入力が必要な公開型ゲームを作成します。PCのロビーと同じように、パスワードで保護されたゲームはゲームリストには表示されませんが、ゲームリスト上の「カスタム」カテゴリーで「ゲーム名を検索」ボタンを押して表示される個別の「ゲームに参加」ボタンから参加が可能です。
カスタムまたは自動生成のプリメイドのゲーム名のプレビューが画面の右上に表示されます。選択内容を確認して確定すると、いよいよサンクチュアリの冒険が始まります。
ゲームリスト
「ゲームリスト」ボタンを押すと、自分の選択しているキャラクターが参加可能なほかのプレイヤーが作成したゲームが最大で40個表示されます。特定のゲームを見つけたい場合は、検索機能を使うか、キーワードを使って表示されるゲームを絞り込むことができます。以下のフィルターオプションが利用可能です。
難易度：ノーマル、ナイトメア、ヘルのいずれか、または好きな組み合わせで表示するゲームを選択できます。
Ping：特定の接続品質以上のゲームのみを表示します。
ゲーム名：ゲームリスト表示中にPlayStationコントローラーの△ボタン、XboxコントローラーのYボタン、Nintendo SwitchのコントローラーのXボタンを押すと、「ゲーム名を検索」メニューが開きます。ここから、ゲーム作成中に使用するお馴染みのレイアウトを使って、カスタムと自動生成のゲーム名の両方を検索できます。カスタムのカテゴリーでゲーム名を検索すると、カスタムカテゴリーを使って作成されたゲームの検索結果のみが表示されます。プリメイドのカテゴリーで検索すると、そのプリメイドのカテゴリーで作成されたゲームの検索結果のみが表示されます。例えば、プリメイドの「邪悪の巣窟」検索オプションを選択すると、プリメイドのゲームの検索結果のみが表示されます。逆にカスタムのカテゴリーで「邪悪の巣窟」を検索すると、そのフレーズが含まれるカスタムのゲーム名が表示されます。パスワードの有無にかかわらず、カスタムゲームはゲーム名で検索メニューから直接参加できます。
上記のフィルターを変更するたびにリストが更新されて、選択したカテゴリーに応じた新たなゲームのリストが表示されます（最大40個まで）。更新ボタンを押すと、いつでもリストを手動で更新できます。
PCのロビーのアップデート
私たちは、マルチプレイヤーのロビーを友人と一緒に何時間でも悪魔を倒し、戦利品を集め、記憶に残る瞬間を楽しむための架け橋にしたいと考えています。しかし残念ながら、多くのプレイヤーは参加したい特定の種類のゲームを見つけるのが困難だと感じていました。この問題を解決するために、ロビーに検索機能を追加しました。特定のキーワードやゲーム名を入力すれば、それに応じたゲームのリストが表示されます。
パッチ2.4.3.では、ゲームリストの各ゲームにマウスカーソルを合わせるとツールチップがポップアップ表示されて、接続品質を確認できるようになります。ゲームリストにはゲームが接続品質順で表示されるため、その情報を参考にして参加するゲームを選択できます。
皆さんからの貴重なフィードバックに大変感謝しています。サンクチュアリへの旅が記憶に残るものとなるように、私たちは常に「ディアブロ II リザレクテッド」を改善する余地を模索していますので、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
マジック・アイテム発見率ボーナス
体のなかに激しいエネルギーがほとばしるのを感じ、体内の微かなうなりが、次第に鼓動を圧倒していきます。7月1日（金）～7月5日（火）まで、謎めいたエネルギー源からマジック・アイテム発見率に50%のバフが付与され、敵を倒した際にマジック、レア、セット、ユニークのアイテムがドロップする確率が上昇します。こちらのボーナスは、所持しているマジック・アイテム発見率上昇効果の上に累加されます。
操作性や利便性の改善（QoL）
ゲームプレイ
- ワールウィンドの終了後すぐに、新たなワールウィンド、リープ、リープ・アタックを開始できるようになりました。
- ワールウィンドの攻撃が発生する頻度を決定するロジックを変更しました。ワールウィンドにすべての装備の攻撃速度増加が適用されるようになりました。ワールウィンドの攻撃と攻撃の間のフレームは、そのキャラクターの基本攻撃の攻撃フレームと同様となります（攻撃速度上昇の影響を受けるようになります）。二刀流中は、各武器の攻撃フレームの平均が算出されるようになりました（端数切り上げ）。全体として、ワールウィンドの攻撃が以前よりも速くなることはあっても、遅くなることはないはずです。攻撃速度が遅かった武器は、攻撃が目に見えて速くなります。
- スキル・メニューにコントローラー向けに、新たに戦利品をキューブに配置する「Loot to Cube」スキルを追加しました。このスキルをアイテムに使用すると、拾ったアイテムをホラドリムのキューブに配置します（空きスペースがある場合）。
- 所持品にホラドリムのキューブがある場合は、それを直接開くホットキーをマウス＆キーボードに割り当て可能になりました。
- 所持品メニューからホラドリムのキューブを開く新たなショートカットボタンを追加しました。
- コントローラーを使ってステータスポイントを複数まとめて割り当てられるようになりました。
- PCでも家庭用ゲーム機でも、残りのステータスポイントをまとめて割り当てる場合は確認画面が表示されます。このオプションはレガシーグラフィック使用時には利用できません。
- オートマップの表示位置を設定できる、オートマップ・オートオープン（Automap Auto Open）設定を追加しました。
オンライン
- PCロビーでダブルクリックしてゲームに参加できるようになりました。
- Switchでゲーム内のフレンド・リストからフレンドのゲームに参加できるようになりました。
- ゲームリストのサイズが倍になり、20から40に増加しました。
- 詳細パネルおよびゲームリスト内でゲームを選択した際のゲーム詳細の読み込みが速くなりました。
- フレンド・リスト内で、D2Rをプレイ中のフレンドが先頭に表示されるようになりました。
- 家庭用ゲーム機でオプションメニューからゲーム名の表示/非表示を切り替えられるようになりました。
不具合の修正
ゲームプレイ
- デッカード・ケインがホラドリムのキューブ内のアイテムを特定できなかった不具合を修正。今後はキューブがメインの所持品内にあるときには特定できるようになります。
- 短い距離のワールウィンドが一度も攻撃を行わずに終了することがあった不具合を修正。
- ワールウィンドが壊れた武器のプロパティとダメージを適用していた不具合を修正。
- ワールウィンドの最初の攻撃がそれ以降の攻撃とは異なる方法で扱われていた不具合を修正。二刀流中は、最初の攻撃がほかのすべての攻撃と同じように対象を2体選択するようになります。
- 高レベルの傭兵で蘇生コストが一貫していなかった不具合を修正。
- 死体スキルが右クリックを使っただけでは死体を自動的にターゲットしなかった不具合を修正。
オンライン
- PCでコントローラーを使用した際にロビーの選択や参加ができなかった不具合を修正。
- 使用するチャットのフォントカラーをシステムメッセージのものに真似ることで、プレイヤーが開発者の振りをすることができていた不具合を修正。
- ウィスパー中にロビーの肖像が消えることがあった不具合を修正。
- まれに非公開ゲームに参加できなくなることがあった不具合を修正。
- ハードコアで、死亡したプレイヤーがほかのプレイヤーにフラグを立てていても、死体を漁るには相互にフラグを立てる必要があった不具合を修正。
- ラダーの順位が6桁以上だった場合、キャラクター名に重なって表示されていた不具合を修正。
キャラクター選択
- 直前にプレイしたキャラクターがリストの先頭に表示されないことがあった不具合を修正。
- オフハンドのフレイルのアニメーションがフロントエンドで再生されなかった不具合を修正。
言語
- 複数のローカライズの不具合を修正。
安定性とパフォーマンス
- 商人の所で更新を長時間連打すると発生していたパフォーマンスの問題を修正。
- 複数のクラッシュおよび安定性の修正。