[D4] ディアブロ IV 開発者インタビュー要約 (2021年2月)
ディアブロ IVについてプレス向けのインタビューが行われ、PvPゾーンやその仕組み、新しく発表されたローグの特性、キャラクターのビジュアルやセットアイテムなど様々な質問があり、回答されています。内容を要約して掲載します。
ソース(インタビュー):BlizzCon 2021: Diablo 4 Press Q&A Roundup
話者:Careena Kingdom、 Joseph Piepiora
– PvP(対人モード)について
- PvPゾーンは、Fields of Hatred(憎悪の地)と呼ばれ、マップ上にマークされる
- PvPゾーンには、他プレイヤーだけでなく、モンスターのイベント、チェスト、レアエリートなどもいる
- PvPゾーンでは、敵モンスターを倒したり、チェストからShards of Hatred(憎悪の破片)が得られる
- Shards of Hatredは儀式を通じて浄化することで、PvPの通貨として使用できるようになる
- Fields of Hatredでプレイヤーがデスすると、浄化されていないShards of Hatredは戦利品としてその場にドロップされる
- Fields of Hatredで他のプレイヤーとのイベントに参加するか、1人でゲームプレイをするかは選択できる
- Fields of Hatredのイベントは、PvPに参加せずとも完了できる
- (他のプレイヤーにとっての)敵対プレイヤーになると、他のプレイヤーからは敵対プレイヤーとして視認される
- 敵対プレイヤーはグループを作ることができ、グループメンバー同士では攻撃できなくなる
- ディアブロ IVのPvPはフェアにはデザインされていない。エリートと戦っていて体力が半分になっている状態でも、敵対プレイヤーのグループに襲われることもある
- ディアブロ IIのように、プレイヤーから”耳”を奪うことができる
- “耳”は販売できず、トロフィーになり、倒したプレイヤーの名前がリストされる
- チーム VS チームのPvPは予定されていない
- PvPのオンオフはFields of Hatredでのみ切り替え可能
- Shards of Hatredによって購入できるアイテムは、ゲームの進捗に影響しない装飾アイテムのみが対象
- PvEを楽しんでいるプレイヤーに、敵対プレイヤーが強制的に戦闘をしかけることはできない
– 新クラス:ローグについて
- 機動力に優れ、近距離武器と遠距離武器を使うことができる
- 武器に毒を仕込んだり、罠を仕掛ける事ができる
- 近距離武器と遠距離武器をスムーズに切り替えることができる
- 踏むとダメージを与える撒菱を仕掛けることができる
- 武器に属性を付与することができる(インビュー)
- ダガー(短剣)や矢に、呪いを付与して近くの敵を爆発させたり、凍結を付与して敵の動きを遅くしたり、毒を付与して敵に蔓延させたり、酸を付与して溶かしたりできる
- ローグの凍結は、ソーサレスの凍結と組み合わせるとより効果を増す
- 敵を通りぬけながら素早く突進するDash(ダッシュ)というスキルを持つ
- 片手剣、ダガー、弓、クロスボウを装備することができる
- ステータスについて
- DEX(器用さ)が重要ステータスで、全体のスキルと回避を強化する
- STR(力)は、リソースの回復を増加させ、INT(賢さ)はクリティカルを強化する
- 罠は、草木に隠れるので見つけるのが難しい
- 罠は、時間が経つと消滅する
- ローグは、ローグギルドのクエストに参加し、プレイスタイルを強化するトレーニングにアクセスできる
– その他
- なんらかの形でシーズンを導入する予定だが、まだその方法は決まっていない
- PC、PS4、Xbox One向けに開発されており、PS5、Xbox Series Xに関しての発表はない
- クロスプログレッションにより、プレイしたプラットフォームに依らずゲームの進捗をセーブできるようにしたいと思っている
- 現時点では、ストーリークリア後のコンテンツやグレーターリフトについての言及はない
- ストーリークリア後もオープンワールドや「その他」のエリアで様々なことをプレイできる
- ソロでストーリーを楽しむ場合は、他のプレイヤーを見ることはないが、チームを組んだりすれば、全プレイヤーが見えるようになる
- ストーリーのクエスト中に、オープンワールドのキャンプをアンロックすると、そこはNPCに開放され、新しいクエストやダンジョンを見つけられるようになる
- ディアブロ IVの四半期アップデートは今後も続いていく
- プレイヤー間でトレードできるハイエンドのアイテムもある
- 例:自分のクラスでは使えないレジェンドアイテムを、フレンドやクラン仲間とトレードできる
- 例外:一部のアイテムはトレードできない
- プレイヤーが特定のスキルが天候や環境に影響され、特定のゾーンでのみプレイされることは狙っていない
- 例:沼地で雷系のスイルが追加効果を与えたりはしない
- キャラクターのカスタマイズは、タトゥー、目の色、髪の毛、肌の色、ジュエリーが選べる
ソース:「ディアブロ IV」開発者インタビュー。セットアイテムの導入については模索中
話者:Joe Shely、John Mueller
– 新クラス:ローグについて
- インビュー:武器に属性を付与する能力
- 冷気をインビューすると、通常攻撃だけでなくスキルにも属性が付与される
- 近距離武器と遠距離武器を同時に装備できることにより、選択するスキルにも幅がある
– PvPについて
- 耳をトロフィーとして集めることができる
- 敵モンスターやプレイヤーを倒すとShards of Hatredが獲得できる
- Shards of Hatredを浄化すれば、PvP専用アイテムや装飾アイテムをアンロックできる
- Shards of Hatredの浄化中に襲われる可能性があるので、持ち帰れるかどうかはプレイヤー次第
– エンドゲームコンテンツについて
- ディアブロ IIIをベースに多様化を目指している
- いくつかのエンドゲームコンテンツはダンジョンが舞台になる
- 他のプレイヤーとワールドボスに挑戦するなど、ゲームの規模に合わせたコンテンツを実装していきたい
– 装備・セットアイテムについて
- セットアイテムを実装するかは決まっていない
- 装備の性能に依存するのではなく、キャラクターのスキルやステータスも重視したいから
- 装備のレアリティにも色々な工夫を加えている
- レジェンダリよりもレアの方が有用になる場面をあるように調整している
- 装備のビジュアルも重要視している
- ローグのビジュアルは、ディアブロ I のドットから精巧に作り上げた
- 他のビジュアルについても見栄えが良くなるように調整している
- ビルドには多様性が出るように開発を進めている
- ディアブロ IVのレジェンダリアイテムは、特性として登場し、同じレジェンダリ効果でも頭防具につくこともあれば、足防具に付くこともあり、様々な組み合わせを楽しめるようにしている